GOLD BOY〜不良彼氏〜



葵がお腹が空いた空いたうるさいから、結局みんなでファミレスで夜ご飯を食べることになった。



みんなが家から出る頃に慎悟くんが丁度コンビニの袋を持って帰ってきた。



すると葵は、帰ってきたばかりの慎悟くんに何か耳打ちしてるようだった。



……何だろう。



そう思ったけどさほど興味が無かったから葵のバイクにそそくさと乗ってヘルメットを被った。




「あー…やべぇ、腹減った」



先に乗ってる私の手のひらの上に何かを乗せた葵は、ダルそうにそう言った。



その何かはガムだった。


一瞬、ガム?と思ったけど、


そのガムは私の大好きなローズヒップ味だったため、黙って口に運んで味わって噛んでいた。



すると突然バイクに座りヘルメットを被り終わった葵が、後ろ向きにバイクに座り私と向き合う形になった。



……な、何?




「なぁ、俺ら2人で抜け出そうぜ」


「………」



………は、い?



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