“もしも…”
家に着いて、車を降りる。

私が玄関の鍵を開けて、ドアを開ける。

あなたは車から荷物を下ろしてくれる。


結婚する前は、一緒に出掛けて、どんなに楽しい時間を過ごしても、別れ際の“じゃあね”がやけに寂しかったっけ。

別々の家に帰る事が寂しくて、早く一緒に暮らせたらいいなと思っていたんだ。


「もし過去に戻れても、私ももう戻らなくていいよ。」

「なんで?」

「なんでも。」


私は、結婚前の若かった頃より、あなたと同じ家に帰れる今が幸せだから。










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