バーフライズ・ストンプ
ベッドのうえで、裸でセンセイと並んで横になっていた。

情事の終わりで荒い呼吸を繰り返していたら、
「紅葉」

センセイがわたしの名前を呼んだ。

「何ですか…?」

呟いているような声で聞き返したわたしに、
「明後日、なんだけど」

センセイが言った。

「明後日ですか?」

「明後日から2日、いちごが部活の合宿で家を留守にするんだ。

どうだ?

泊まっていかないか?」

そう言ったセンセイに、
「いいんですか?」

わたしは驚いて聞き返した。
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