Am I What Colors?ー元姫の復讐ー

○居候します




その日の夜中。



集会も終わり、解散した後、私と南蓮央はマンションに帰ってきた。


頭がぐわんぐわんして気持ち悪ぅ〜…



「う"〜……吐きそう...」


「飲まされ過ぎだっつの。ほら、水」



南蓮央に渡された水を飲むと、少し落ち着いた。


私の何倍も飲んでいたはずの南蓮央は、ピンピンしている。


それどころかまだビール飲んでる。


……おぇ。吐きそ。



「なぁ咲誇」



ビールを片手に、どこからか取り出したスルメを食べる南蓮央が話しかけてきた。


ビールにスルメって……どっかのオヤジか。



「お前さ、家に帰らねぇの?」



また、その話か...


前も言ったじゃん。



「…帰らないよ、あんなところ」


「何か理由があるのか?」


「あんたには、関係ないし」


「ふぅん...」


< 120 / 469 >

この作品をシェア

pagetop