あなた

【TAIGA】

やべぇ~

緊張して話せねぇ~…

どぉせろって言うんだよって

俺が誘ったんじゃねぇか

『泰我?

何か用があったんじゃないの?』

「おっおぅ!」

そぅ。たった今俺の隣には愛璃がいる。

あの後、飯食って、まぁ午後の授業受けてそして放課後。

あぃつ等は真琴と西城のお陰で郷季にばれず(?)

俺たちを2人きりにしてくれた。

『泰我~何か変だよ?』

ばっバカ…

そんな顔近くにすんなよ…

「そっそんなことねぇし…」

『やだっ!顔真っ赤!!!

熱あるんじゃない?大丈夫!?!?』

はぁ~

お前は天然か…

「ばかっ。お前が近くにいる限り…

俺はずっとこぅなってるし…

お前が隣だから緊張してんだよ」

『えっ…。』

「はぁ~…

まぁ…なんっつか、お前と話したいなって思って

呼んだわけ」

『そっそぅなんだ~~~

もぅ、心配して損したぁ~』

「損ってなんだよ!!!」

『えぇ~だって損じゃん??』

「ふつー、女はこんな言葉言われたら

喜ばねぇのかよ!」

『くっさ~~!笑!!

あたしは、いつもの泰我の言葉が嬉しいもん!』

「うっせーなっ」


お前はさ、いつもそぅ言っていたな…

どんな甘い言葉より、どんなかっこいい言葉より

俺の言った、俺らしい言葉の方が嬉しいって

俺、そんなお前の言葉、一番好きだったんだぜ?
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