【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜


「はぁ、はぁ、はぁ……」




《closed》の看板が掛けられたレストラン。




その前のレストランの前のベンチに、大原は座っていた。




目を瞑って、寝てる。




やっぱり、やっぱり待ってた。




俺のことなんてどうでもいいから、帰ってろよ……。




「大原」


そう声をかけようとして近づいた時。




俺は大原の頰に光るモノを見つけた。




それは、涙で。


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