この思い秘密です

息抜き?それともデート?

「淳平!起きて!淳平!」

「んんっ・・・なんだよ~ふぁ~~~っ」

眉間に皺を寄せ開いているかどうかわからないほど目を細め不機嫌そうな淳平。

「いつまで寝てるのよ。起きて、それから出かける準備して」

まだ寝ぼけているのだろう、大きなあくびをしながらスマホで時間を確認した。

「げっ!まだ9時じゃんか。もう少し寝かせろよ、それに出かけるって?」

「出かけるって言ったら出かけるの。いい?30分後に玄関!時間厳守よ」

私はいうことだけいって部屋を出たが

内心は心臓がバクバクだった。

だって上半身裸!勿論下半身は布団がかかっていたけど

目のやり場に困ったし元々イケメンだから、だでさえ何を着てもかっこいいのに

何も身に付けてなさそうなセクシーな寝起きは鼻血もんじゃないの!

男の人の裸でいちいちドキドキしてんじゃないわよって思うんだけど

今日のはやばかった。



淳平が部屋を出る前にもう一度洗面所で自分が変な顔をしていないか

確認するとそのままキッチンへと向かった。

「弁当は・・よし!水筒も・・・よし!」
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