この思い秘密です

虚しさと切なさ

「あちゃ~~」

スタジオが防音だということをいいことに私ったら子供みたいに

大きな声で泣いた。

途中、なんでこんなに泣くんだ?と泣いている理由を忘れてしまうほどだった。

そしてその代償が・・・・

誰が見ても泣いたとわかるくらい目の周りが赤く少し晴れたようになっていた。

こんな顔、淳平に見られたら絶対に理由を聞かれる。

まさか「あんたのせいよ!」とは言えないしね・・・・

「あ~~~明日には腫れが引いてくれるといいんだけど・・・・」

洗面所の鏡に映る自分の残念な泣きっ面をじーっと見つめ、肩を落とした。

とりあえず、さっさとお風呂に入ってさっさと寝て気持ちを切り替えよう。


そして・・・自室に戻ろうと廊下を歩いていると・・・

「あっ」

「あっ・・・」

な・・なんでこんな時に限って淳平がいるんだよ~~

腫れた目を見せたくなくて咄嗟に顔を下に向け視線を横に向けた。

「・・・風呂・・入ってたんだ・・・」

さっきの事気にしているのだろう、ぎこちなさを感じた。

「う・・うん。淳平は?」

私も人のこと言えないや。きこちなさ丸出し。

「ん?俺は・・・・ちょっと眠れなくてさ・・・・軽く一杯飲もうかなって・・・」

「そ・・そう・・なんだ・・じゃ~~私は・・寝るね」

これ以上話をしていると目の腫れの事気づかれちゃう。

私は視線を上げずに自室に戻るため淳平の横を小走りで通った・・・・が
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