あたしだけのヒーロー
『あざびぐん~~…っ』





その声に安心して、もっと涙が出た。




『ど、どうしたの!?なにかあった!?』




『あざびぐんがっ…いなが、だぁっ』





『ごめんね、ゆうひちゃん寝ちゃったから毛布を取りに行ってたんだ』





ほら、と肩に毛布をかけてくれた。





『あさひくんっ』





それに、と朝日は付け加えた。








『ゆうひちゃんと僕は、ふたりでひとつでしょっ?』
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