虹色のラブレター


『でも、僕は美貴さんのこと……』


言いかけた僕の言葉を遮るように彼女は口をはさんだ。


「智が辛いなら……」


『うん……』


「私のために我慢して……私は辛くないから」


そう言って彼女は「あはは」といつものように声を出して笑った。




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