「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  そう言いながら意味深な顔
  で俺を見てくる。。


  俺は必死で頭を回してみた。。


  つまり、、悠樹の関心を俺に向く
  ようにさせたってことか??


  いや、、まさかそこまで考えて
  ねぇよな。。いくらこいつでも。


  もう一度俺が柊の方を向くと、、
  すっごい穏やかな顔で笑ってた。


  ・・・・・・・・。

  未来のコトといい、悠樹のコトといい、
  言葉一つで人の心楽にしてるし、


  妙に悟ってるし。。。


  すっげぇな、、柊は。。


  この強者ぞろいの中でお前が
  一番最強なんじゃないのか?


  なぁ、、柊??

  
  俺の心の声を聞いたんだか
  どうだか、、柊は綺麗に笑って、


  「さてと、、姫君の元へと
  行きましょうか??」


  ありえないくらい上品な
  身のこなしで。


  俺と悠樹は呆気に取られながら
  柊の後を追って、、3人の「女」
  が待つ場所へ急いだのだった。。
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