クールな溺愛彼氏様⁉︎



「東雲くん。東雲くんの気持ち、本当にうれしいよ。でも、やっぱり私は椋平といたいの。別に、たくさん好きって言ってもらいたいわけじゃない。好きって言葉が欲しいんじゃない」

「未侑ちゃん・・・」

「椋平だから、嬉しくて、幸せで、満たされるの。好きって言葉の数じゃないの」





どうして君は、いつだって。
俺の欲しい想いをくれるんだろう。



素直になれない自分が。
想いの伝わらないもどかしさが。




それでも、わかってくれる温もりが。





「椋平が、好きなの」






いつだって、俺を救い出す。
俺を、救ってくれるのは。





いつだって、未侑、君なんだよ。






< 134 / 243 >

この作品をシェア

pagetop