気になる!
凌ははぁ、とため息をつく。


「今に痛い目に遭うぞ。」


さっきまでの相手を手のひらで転がす様な
おちょくった口調は何処へ。
刺々しいが自分の為を思って言ってくれている
事が感じられ、少し美鶴は戸惑った。
良く、分からない。


その時だった。


「安田先生!大変ですぞ!」


誰とは分からない声が図書室に響いた。


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