『鳥』になる瞬間。
「謝る時間があったら今すぐ跳べ。とにかく跳び続けろ。1年のうちは基礎が大切だ。分かったか?!」
「はいいいい!すみませんでしたぁぁぁ!」
俺はメガネ捜索を中断し、先輩に申し訳ない気持ちになりながらもひたすら跳び続けた。そしてーーー、

1時間後
「あ、あったぞー!」
「これで死ななくて済む!」「早くそれを千早先輩に!」「慎重にね・・・」などとたくさんの声が聞こえてきた。
俺はというと、藤崎先輩監視の元、本当にひたすら跳び続けていた。もう足がパンパンで動かねぇ・・・
「よし、ここまで跳べば良いだろう。よく頑張ったな」
「あ・・・ありがとうございます・・・ハァ、ハァ、」
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