闇だらけの総長~刻印に隠された過去~

とりあえず、声の方は気づかれなかったようだな

半オクターブ上げて正解だったな

まぁ、半オクターブって言うより裏声か?

ガチャ

そんな事を考えていると玄関から聖子が出てきた

でも、出てきた聖子はなんかよそよそしくゆっくり俺に近付いて来た

と、思ったらいきなり頭を下げてきた

……なんで頭を下げたんだ?

聖「わ、私達のような小会社をそちらの社の下に入れていただきありがとうございます!」

おぅ、いきなりだなおい

聖子の会社は倒産寸前

その手前で俺が俺の会社の下に入れるって話を今日はしに来たんだ

今は漓桜

漓桜姉がとる対応…

美「頭を上げて下さい
私も弟のお願いを聞いただけですので
でも、こっちも頼みごとをお願いする身ですのでお気になさらないで下さいね?」

言い終わって営業スマイルを見せる

聖「(美男美女の姉弟なんだな////)
は、はい!
あ、すみません!
こんな外で立ち話で!
どうぞ、中へ上がって下さい!」

昼と同じように顔を赤くする聖子

やっぱ、風邪か?

今日にしたの間違いだったかもな


< 100 / 142 >

この作品をシェア

pagetop