水曜日の片想い


でも、好みのタイプがないってなると攻略がかなり難しい。


仮にセクシーな女の子が好きだったなら、わたしも色気を出せば有利になるかと思ったのに。


何もないんじゃ何もできない。


「あー……でもバカな女はタイプじゃないかもな」



「へ!?」


「道端で転んだり、人の手首を包帯でぐるぐる巻きにする人とか」


「それって……」



完全にわたしじゃん。


わたし以外ありえないほどわたしだ。


わたしって既に橘くんの恋愛対象外だったの!?

そ、そんなぁ〜!?


今のはさすがに効いた。

勝手に視界が歪んでくるほどショックだもん。


せっかく大好きな橘くんと手を繋いでいるというのに、震えて離してしまいそう。


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