【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。






…………っていうか私、倒れたんだよね?!





魔法実戦で勝ててないんだよね?









「なんで私、Starsになれたの?」






「それは、芹沢ちゃんの成績がよかったのと……………




秋雨くんのおかげだな。」





リリーちゃんはそう言ってにやにやと悪巧みをするような笑いを浮かべる。






「え、聖、何したの………?」


「…別に、何もしてねぇよ。」



「秋雨くん、優菜のために校長に頼み込んだんだぞ。

優菜はちゃんとがんばってたし実力もあるって。」




リリーちゃんがそう言ってにやにやと聖の顔を見ると


聖はぷいと顔をそらした。






本当……なんだ………。







「ごめん………じゃなくて、ありがとう。」





うん。ここは、ごめん。じゃなくて、ありがとう。だよね。









聖は曖昧に頷くと




「よかった。」




と一言だけつぶいた。












「え………?」



「優菜が元気になってよかった。」



無邪気そう笑う聖に思わず顔が熱くなる。





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