三神くんと私。
三神くんと私。
「...三神くんっ!!三神くんっ!!」
何度も名前を呼んでも起きない三神くん
もう、どうしようかと泣きそうになった
その時、グイッと寝ている筈の三神くんの
手が伸びてきて、私は三神くんの腕の中に。
「.....凛はすぐ泣くね」
そう朝特有の掠れた三神くんの声が聞こえた。
「....みっ、三神くんが起きてくれないから…」
そう言って、三神くんの腕を解こうとすると
もっと強い力で抱き締められて動けない。
「....三神くんっ、遅刻しちゃうよ?」
それでも、黙ったままの三神くんは離してくれない。
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