Airis

沙衣side





「……ありがとうございました」



「お疲れ様、傷もだいぶ目立たなくなったしもう大丈夫」



二週間前に職場でケガをしてしまってから通っていた病院。


今日で最後の診察を終えて診察室を出ようとすると、



「……ちょっと待った」



の声が掛かった。



「ちょっと個人的な話になるんだけどさ……真鍋と会ったりしてんの?」



「……え?!」



動揺してバックを落としてしまったわたしを見ながら、

ちょっと意地悪なその先生はくふふ、と笑った。






< 99 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop