図書室で会おう

〜Taichi side〜




『たいちー、なに渡してたんだよー?』


意地悪そうな笑みで俺に聞いてくるのは俺の親友の拓海。


「別になんでもねーよ。」

『へー、サバサバ系が好みなんだ?』


さっき話しかけられた黒川ってやつのことだろう。


「ちげーよ。あいつは伝言役っぽかったし。」

『伝言??なんの?』

「ま、そーゆーことで。悪い、今日は先帰っといて。」



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