僕があの子を好きになっても良いですか?
キミと一緒







☆美夜side☆





「あ!おはよー美夜!」


「おはよー」


「おはよー黒木」


「おはよ」





学校に着いて早々

多くの友達や男子から挨拶される

これがあたしにとって当たり前の光景




だけど小学生ぐらいの時は

この当たり前の光景が大嫌いだった




あたしの父さんは

白羽くんが入院する院長で

母さんは同じ病院に勤務する医者

幼い頃からあたしは

父さんと母さんが仕事中なのに病院へ行って

休み時間中の看護師さんとかと一緒に遊んでいた




だけどやっぱり病院

一緒に遊んでくれた看護師さんも

ナースコールが鳴り響けば行ってしまう

そして苦しんでいる患者さんを助けてあげていた



あたしはずっと

そんな光景を沢山(たくさん)見てきた







< 31 / 203 >

この作品をシェア

pagetop