腐女子姫と七人の王子様

……今の私、どんな顔してんだろ。

きっと蝶羽や亜希乃にも見せられないような情けない弱い顔してるだろうな。

「もっと、肩の力を抜いてください。支えてくれる人は、近くにいるものですよ」

夕焼けの太陽が雲に隠れ、一気に空気が冷える。

吸血鬼のようなその目に映る私は、ちゃんと『女の子』だった。





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