No.1ガール〜桜の姫〜①
あの事件の後の理央は見るに耐えなかった。
部屋に閉じ籠ったまま出てこようとせず、食事もろくに取らない。
話しかけても一切返事はなく、ただぼーっと一点を見つめるだけの毎日。
笑う事も泣く事もせず。
まるで生きる気力を無くしたかのようだった。
だけど俺は諦めず毎日のように理央に話しかけた。
それが、今の俺に出来るたった一つのこと。
前のような理央に戻ってほしい、そう願いながら…。