No.1ガール〜桜の姫〜①



理央は今でも自分を責め続けている。




確かに側から見れば理央は前のように元気になったかもしれない。



だが、心はまだ深い闇に覆い尽くされたまま。




陸「なぁ永遠、俺って理央の支えになれてんのかな。」



永「どうしたよ急に。お前らしくねえ…。」



陸「いや、ちょっと思い出しただけ。あの時の理央のこと…。」



永「…ふーん。俺は今の理央があるのはお前のおかげだと思うけどな。少なくとも、理央はお前を頼ってるし支えとしてる。このお兄様が言うんだから間違いない!」




自信満々にそう言う永遠に自然と笑みが零れる。



お兄様は余計だな。


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