No.1ガール〜桜の姫〜①
これを聞いてお前らはどうする?
しばらくの間沈黙が流れた。
それを破ったのは翼だった。
翼「…俺はあいつを仲間にします。その気持ちは変わりません。あいつがどんな闇を抱えていよう俺は全部受け止めます。」
そう言った翼の瞳に迷いはなく真っ直ぐだった。
仁「そうか、なら俺は何も言わない。だがもし、あいつを悲しませるような事があれば俺は容赦なくお前らをぶん殴りに行く。」
まぁ殴りに行くのは俺だけじゃないだろうけど。
理央はいろんな奴らから大切にされてるからな。
特にあの3人が絡んできたらかなり面倒になるだろう。
仁「ま、頑張れよ。相手はなかなか手強いぞ。」
翼「上等ですよ。今度は仲間としてまた連れてきます。」
そう自信満々の笑みを浮かべて翼たちは帰って行った。
この選択が吉とでるか凶とでるか…。
俺の胸の内は期待と不安が入り混じっていた。
†仁side end†