冷たい君と青春中。



「ほんと、透亜のこと好きだよな〜宮城さんって」


「えっ」


わたしをみて、くちを開いたのは相沢くん。相沢くんも大和くん同様、水野くんとは中学がいっしょだったらしくて


「それに、透亜も宮城さんのことになると、表情ゆたかだしな?」


そういって、水野くんをチラッとみてわたしたちを冷やかす


「…うるせーよ」


「おっ、否定しないんだ」


水野くんと相沢くんの、そんなやりとりが繰り広げられる。

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