Fighting fantasia
激神超える者
「でりゃあぁあぁあぁあっ!」

怒りに任せ、健二は突進する。

黄金のオーラを爆発的に噴出させ、まるでロケット噴射のような勢いでエフェスに突っ込んだ健二は。

「がっ!」

エフェスのカウンターの肘を頬に食らって仰け反る。

「まるで猪だな、回避も防御もしないとは呆れた猪突猛進ぶりだ」

「うるせぇえぇぇえぇぇえっ!」

もう一度拳を振りかぶり、エフェスの顔面に叩き込もうとする健二。

しかしその拳は、あっさりとエフェスに摑まれた。

「俺の話を聞いていたか?」

ミシミシと音を立てて、健二の拳を握り潰そうとするエフェス。

その激痛に健二は跪き、苦悶の表情を浮かべた。

< 101 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop