Fighting fantasia
遅すぎた援軍
爆発と共に巻き起こる爆煙。

日の光が遮られるほどの砂埃が、空を覆って一時的に周囲を暗闇に変える。

その闇の中から。

「!?」

エフェスは空中を突進してきた!

急接近するなりマーズの首を摑み、そのままの勢いで岩壁に叩き付ける!

「やるじゃないか。少々驚いたぞ。まだ元気が有り余っているようだな」

「ぐ…!」

首を絞められながらも、右掌をエフェスに向けるマーズ。

もう一度光線を見舞ってやろうと考えていた彼は。

「ぐぁあぁあぁあぁっ!」

その腕を摑まれ、いとも簡単に捻って骨を折られた。

「悪い事をするのはこの腕か?」

そう言ったエフェスは満面の笑みだった。

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