Fighting fantasia
「うりゃあっ!」

渾身の肘打ちを、ウラヌスの顔面に叩き付ける!

上体を仰け反らせるウラヌス。

「こ…のっ!」

彼は右掌に青白い光球を発生させると、健二目掛けて投げつけた!

これを。

「はぁっ!」

健二は同じく光球を発生させて放ち、相殺する。

光球を発生させたのは久し振りだ。

地球ではこんな芸当のできる人間など存在しない為、怪しまれるので使った事がなかったのだが。

「光球くらいは操れるのか。満更鈍っている訳じゃなさそうだな」

腕組みしたまま浮遊して、ウラヌスが薄笑みを浮かべる。

「ああ」

健二は頷いた。

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