何も知らない女の子と知っている男の子
日常

side 青



「もう私とはばいばいだね」






「…あぁ」






「悲しいけど、一回使っちゃったもんね…」






「…」






「ばいばいっ」






ガタン






今日もまた、虚しく玄関のドアが閉まる。

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