キミの首輪に、赤い糸を。

「ありがと」

次の日も、その次の日も、真白は同じようなことを繰り返していたらしい。


「今日もリゾット食べたんだ!」

「新しいメロディが思い浮かんだの!聴いてくれる...?」


真白にとってその生活のサイクルは楽しいのかな?


「真白、毎日飽きない?」


私が聞くと、真白は少し困ったように微笑んで、「大丈夫だから、心配しないで」と言った。

楽しくないんじゃない?
やっぱり、もっと何かしてあげたい。


「そういえば、公園には行かないの?」


そうだ、まだ、真白が公園に行ったって聞いてない。


「えっ?...あー、うん。行ってないね」


なぜか少し困ったように、真白は誤魔化そうとする。


「あんまり気に入らなかった?」


私がそう聞くと、真白はブンブンと首を横に振る。


「じゃあ、なんで?」


真白は少し俯き、やがて私を遠慮がちに見た。


「えっ、とね...会えない、から」

「会えない?」

「うん。僕、会えないんだよね、裕太くんと」
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