僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
雨のせいでぬかるんだ地面を踏みしめ歩いていると
向こうから柿沢が血相を変えてやってきた
「柿沢?どうした」
「黒木さんが…!」
「黒木がどうした?」
「森の中にはいってしまったみたいなんです!」
俺は柿沢と一緒に屋根下へ向かう
着くと柿沢は辺りを慌てて見渡していた
…学年主任の先生に連絡しなくちゃいけねぇかもな
そう考えていると
「あの馬鹿…マジで何しているんだよ!?」
普段怒らない柿沢が怒鳴っていた
「どうした?」と聞こうとした
すると柿沢は傘を持って森の中へ駆け込もうとしていた
「オイッ……!」
止めようと声を出す
二次災害になっちまうからな
すると俺より先に
小谷が柿沢の腕を掴んで止めた
そしてそのまま離れて行く
…柿沢のことは
小谷に任せれば大丈夫だな……