僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
そしてボクは
大学へ進学した
遥華大学の理学部は
世界中で難病と言われる病気を治す
薬の開発のトップを走るような人たちが集まっていた
ボクも頑張って勉強を重ね
大学内にある薬の開発を行う研究所に研修生としていれてもらえた
真琴の病気を治すため
世界中でボクと同じ気持ちの人を助けるため
ボクは新しい薬を開発する
それがボクの中学時代からの夢だった
そして
真琴の体調が良い時
担当医師だった松永先生にオッケーを貰い
ボクらは指輪を買いに行った
「指輪をふたつ買うの?」
「そうだよ
結婚指輪と婚約指輪をね
婚約指輪はプロポーズした時に渡すもの
結婚指輪は結婚式で交換するもの
ふたつ買うんだよ」
「じゃあ1つで良いわね」
「へ?」
「婚約指輪は貰ったもの」
「あのおもちゃで良いの?」
「うん
中学生の心くんの精一杯のプロポーズだもの
わたしにとっては大事な指輪よ」
「…真琴……」
「ぅわ!
心くん鼻血出てるよ!
すみません!
誰かティッシュくれませんかー!?」
運命なんて信じていなかった
神様なんて信じていなかった
だけど今は信じるよ
運命…ありがとう
真琴と巡り合わせてくれて
神様…ありがとう
真琴とボクを出会わせてくれて