僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
「うん
だってお兄ちゃんしかいないから」
「…なるほど」
そこで初めて気が付いた
斗真には3人の“お兄ちゃん”がいる
呼ぶ時に分けるため名前をつけていたのか
だけど今はオレしかいなくて
分ける意味がないから
お兄ちゃんと呼んだんだ
「お兄ちゃん
お兄ちゃんは…どうしたいの?」
「どうしたい?」
「うん」
「どうしたいって…何が」
「夕ご飯の時言っていたでしょ」
「あ―…」
聞いていたのか
まぁソファーにいたからなぁ
聞こえていたんだろうなぁ
「ん…諦めよっかなぁって思ってる」