湖都子のポエム3

友達って…なんだろう…

私にとって…
運命の相手はあなただったらいいな
だけど私だけの人じゃないんだ

友達と言いながら…多分…私…
ずっと…あなたに甘えてた

あなたにはあなたの世界があって
今のあなたを知らないのは当たり前で…

本当は…まだどこかで…
あなたのことを私だけの人って思ってたんだ

そうじゃないってわかってるつもりで
わかってなかったんだ

優しかったから失いたくないって思ってた

友達って…なんだろう…ただの都合のいい言葉?
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久しぶりに会う約束をした。だけど、2人で会うのはよくないと思って、香織ちゃんカップルも誘って、4人で会うことにした。

待ち合わせた駅に行くと、もう4人ともきていた。そして、前に真人と一緒にいた綺麗な人もいた。…どういうこと?

みんなでご飯を食べに行った。トイレに1人で行った時、真人が連れてきた人がきて…
「私、真人と付き合ってるの。もう真人は私の方がいいって言ってるの。もう帰ってくれない?邪魔なの…」

いつも、優しく、包んでくれた。私と一緒にいてくれたのも、きっと真人が優しいから。本当は、この人と付き合っていたんだね。友達としてでも、そばにいたかったけど…罪悪感を感じた。

私が、2人のデートの邪魔をしてしまった…
私はいらない子。ここにいてはいけない…

香織ちゃんもきて…2人のやりとりを聞いて、驚いた顔をしていた。けど、荷物をトイレまで持ってきてくれて、店を飛び出した。

私は、振り返らずに走っていこうとした。店から出てきたのは…香織ちゃんカップル…
「前みたいに、カラオケでも行こう」
「2人で行って…」
「3人の方が楽しいよ」
「いいの?」
「いいに決まってんじゃん。友達なんだから」
2人の優しさに泣けた…携帯の電源をきって、2人と一緒にカラオケに行った

帰ってから、真人の電話を着信拒否し、メアドも新しくして、もう会うこともないように、家を出た。「ばいばい…真人」

まだ解約していなかった、喫茶店の近くの部屋に戻った。


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