なんで気づかないの?

出会い



「みーくーみくみくみくみくー」

みんなの注目をあびながら走ってくるのは
式羽田梨沙(しきはたりさ)
茶色くてセミロングの髪が特徴の美人な女の子

「今日も元気だねー」



バチ!
いきなり肩を叩かれた

「なーにババくさいこと言ってー」


「梨沙ーいたいよー」


「ごめん!」

手を合わせながら謝る姿がかわいい!
てか今の発言!変態かー



「みくー何ボーとして」


「ごめんで梨沙は何の用?」


「あー!そーだよあのね去年転校してきた久城くんてわかる?」



「わかるよ、あのモテモテの久城くんでしょ」


「そーなんかね倒れて今保健室にいるみたい」


「え!久城くんが!」

私はなんかわかんないけどいきなり教室を飛び出して久城くんの元にめいいっぱい走った


「みーくーどこいくのー」



梨沙の声なんて聞こえないぐらい一生懸命走った


ガラガラ


「はぁはぁ久城くん!」


ドアを思いっきり開けると久城くんは驚いた顔でこっちを見てた



「鷺原さんどうしてここに?」


「いや、よくわかんない…
ねえ!1人なの?」


「うん、先生出張」


「怪我してるのに!大変じゃん手伝うよ」


「いいの? ありがとう!」

手伝うよて言っただけなのにものすごく喜んでくれた


それから少しずつ仲良くなっていった
これが私と久城くんの出会い


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