Promise with you
4章 自分のキモチに気付キタイ
「ちはー?あんた、体育大丈夫なの?」


「母さん、今日は調子がいいの。熱もないし、藤ヶ谷先生も調子が良ければ今日ならいいって言ってたからさ!」


「かといって、倒れないでよ?担任の先生に電話しとこうか?」


「いや、大丈夫!!」


そう、今日は二時間目が体育だった。


発作はあれ以来出てないから安心してる。


発作出ちゃったら、もうみんなにバレちゃうからね…


「少しでも違和感あったら保健室行きなさいよ?」


「はーい、なら行ってきまーす」


早く夏になって欲しい。


夏はプールが楽しみだな。


水着を着て砂浜で毎年遊んでるから、夏は好き。


「ちぃ?」


家の門を閉めると、後ろにひーたんがいた。


「どうしたの?」


「ここに住んでるのか?」


「あ、うん、そだよ?」


「俺、隣だから、よろしくな」


隣…なんだぁ


そーいえば、母さん、大好きな友達が隣に越してきたの~、ちはー、覚えてないだろうから、関係ないかって言ってたね。
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