俺様王子とメイドちゃん
振り替えると、絢斗くんが心配そうな顔を

しているのが見えた。



「陽介、甘いものの摂りすぎは体に悪いと

思うぞ。」


「いーじゃん、俺たちまだ高校生だよ

ん。ちょっとくらい甘いもの食べても問題

ないって。ね、美咲ちゃん?」


「えっ、私にふるんですか?!・・・

そうですねえ、私は絢斗様の考えに賛成で

す。今は大丈夫でも、その習慣がついてし

まうと将来困ることになるかもしれません

よ。」



「そんなあ~」


落ち込む陽介くんを横目に、蒼くんがいた

ずらっぽく微笑む。

「じゃあ美咲さん、ジュースじゃなくて

紅茶持ってきてもらっていいかな。」


「はい、アールグレイでよろしいですか」


「うん、四人分・・・って湊は飲む?」


「あ、ああ」

湊に似合わない頼りない返事。


そういえば湊はさっきから黙々と朝食を

とっている。

陽介くんがいくらはしゃいでも、全然気が

ついてないみたい。




上の空、というか

何か考え事でもしてるのかな?




っと、なんでわたしは湊の観察してるんだか・・・
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