俺様王子とメイドちゃん
「美咲 おはようっ!」


「あっ おはよう香織」


香織はわたしの親友。

彼女も有名企業の娘だけど、わたしが一般

人であることも気にせずに仲良くなってくれた。

すっごく優しくて、わたしの頼れる人。



「かおりーっ、聞いて! 今日の朝すごく大変だったんだよ!!」

わたしは香織に抱きついて、甘えた声を出す。


「また、女子に絡まれたの? 大丈夫?」



「それもそうなんだけど、それがね・・・」



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