俺様王子とメイドちゃん
護身術とか習っておけばよかった



まあ、今となってはもう遅いよね





はあっ・・・ 

ため息がこぼれた。


あーあ 新しいお屋敷でも頑張ろうと思っ

てたのに、全然働けなかったなあ


香織と話したいことだってたくさんあった

のに・・・







窓から、たくさんのビルが並んでいるのが

見える。

見たことのない景色。




わたしには、どこに向かってるのかも

わからない



何もできずに、自分の運命を待っている

だけだ




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