嘘と真実の世界
実は……


皆さん聞いてください

驚いちゃダメですよ?
実は……

ピンポンパンポン

………今いいところだったのに
誰ですか…邪魔したのは

「盛川ー!生徒会の仕事さぼるな!」

盛川って人のせいで
話が出来ないじゃないですか

だけど同情します

あの先生に怒られるなんて
かわいそうに

………って
盛川って自分じゃないですか

なに自分に同情してるんですか

しかも自分に怒って
何してるのでしょう

すごく虚しいです

とりあえず逃げましょう

皆さんに話したいこともあるので
今捕まるわけには行かないです









五分後






すいません…皆さんに報告です

捕まりました

…あっけなく捕まりました

こんなに早く捕まるとは
思いま………

すいません言い訳して
見苦しいですね

「お前は何回
仕事をさぼれば気が済むんだ」

「サボっても仕事する時に
サボった分も
するじゃないですか」

「何でさぼるんだ?」

「すぐ仕事が終わるからです」

「お前それは俺に対しての
嫌みか?」

「あぁ…先生ってよく
仕事溜まってますね
それでよく生徒会に仕事だって
やらせてますよね~」

「お前そこまで知ってるのかよ」

「知ってますよ
…ここの学校の人達
の事全部知ってますよ」

「怖いな
…全部知られてるって思うと」

「一応これでも
生徒会長ですから」

「本当にお前は頭がいいな
学校でも学年トップだし

……お前結構妬まれてるよな
学年で一番運動神経が良くて
学年で一番頭が良いからな

そりゃあ妬まれるわ」

「才能の違いですよ」

「自分で言うか」

「それより先生
今から用事があるので
離してもらっていいですか?」

「お前は今から仕事」

「仕事終わったら
行っていいですか?」

「バカか」

バカな人にバカって
言われました

……悲しいです

「お前今失礼な事思っただろ」

「私よりバカな人に
バカって言われた
って思っただけですよ」

「そこは普通
何でもないとか言えよ
傷付くだろうが」

「大丈夫ですよ先生
先生はそんなこと言いながら
すぐ忘れるじゃないですか」

とりあえず逃げるためには
先生が油断した瞬間

「お前そんなんだから
彼氏できないんじゃないの?」

彼氏 ですか

「彼氏いたことありますよ」

「えっ……マジで?」

今から逃げさせてもらいます
good-bye 先生

「あっ 待て盛川!」

なんとか逃げ切りました
さて行きますか


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