横顔だけじゃ、足りなくて


放課後、静かな校舎裏のベンチに腰掛けた。


一人分空いた隣…


いつもならここで、彗くんと笑いあって、横顔を見上げて話していた。


さすがに今日は会えないよね…




『真彩ちゃん!』




私を呼ぶこの声は、彗くんしかいない。


肩を上下に揺らして息をして、私のところまで走ってきてくれたってすぐにわかったんだ。





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