横顔だけじゃ、足りなくて

⇒恋って?




「それは、ズバリ恋でしょ!」



柊良先輩を見るとドキドキした事を千加に言ったところ、キッパリそう言われた。


千加は、うんうんと頷きながら私を見る。



「…恋」


『嘘!真彩が!?ありえねー!』


「な!
那雲は黙っててよ!」



焼きそばパンを食べながらサラリと失礼な事を言う。


それに千加は笑うし…


こっちは真剣なんだけどなぁ。


今まで恋というものは経験がない…


那雲は経験あるのかな?



「で、その人見たいんだけど」


「あっ!
言うの忘れてた…ごめん。」



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