あの絵が完成するまでは
そりゃ決められるなら嬉しいけど。
「ああ。どのくらいで未練が解消するかなんて本人にしかわからないし」
じゃあ
「半年」
私はきっぱりとそう告げた。
ギルは、あまりの私の即答に目を丸くした。
「いいのか?半年で」
「うん」
「一年ぴったりを要求してくる奴がほとんどだぞ」
「いいの。そんなにいらない
だって先輩、あと半年で卒業だから。」
私の命日は9月2日。
ちょうど翌日から半年後の3月3日が、うちの高校での卒業式。
それまでに完成しなきゃ意味がない。