夏彩憂歌
僕の中にある確実なモノってのは、ただ君を好きな気持ちだけで。

だからこれを精一杯伝えるよ。

これから君に、伝えに行く。

君の大好きなひまわり畑に、君を呼んで。

思いきり抱きしめて、大好きだって何回も言うよ。

君に伝わるまで、

君の心に届くまで、

何回も。


……そしたらさ、

太陽に向かってでっかい口開けて笑ってるひまわりの前で、君がとびきりの笑顔を見せてくれるような、そんな気がするんだ。

この溢れそうな想いを、君はきっと笑顔で受け止めてくれるって、そんな気がするんだ。





・・・・・VOL,3 想いを乗せる風[完]・・・・・
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