とっても甘いチョコレート王子

やっぱりそのことなんだ。



「こんな子が夏樹様の隣だなんて。
 ありえないわ。」




わ、わたしだって

隣になりたかったわけじゃないよ



なのに。     




「くじで決めたじゃない。

 私のせいじゃないよ。」




「くじだとか関係ないわ。

 何であなたが夏樹様の隣なのって
 きいてるの。」
 


な、なんでって

くじだから…




「そこじゃまなんだけど?」




後ろからきいたことない声が聞こえた。



えっ?




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