とっても甘いチョコレート王子
王子様は、お姫様に?


「ふふふっ…っ……ふっ、あははははーー
 な…なにそれっ ウケるんだけど」


笑いを堪えきれなかったとばかりに
優樹が吹き出した。


劇のあの愛の告白シーンが終わって
着替えようかな?と思ってきたとき、

優樹が俺のとこにきて、
いきなり笑いだした。


ひどくない?

人の顔見るなり笑うとか、
 


「なにが王子だよっ…あはははっ  
 にやけすぎだよっ。
 あーー、面白いっ
 クール王子ね。ふふふっ…
 いくら、愛の告白?(劇)が加藤さんか らだからってw ウケる」


あ゛?


黙れと言わんばかりに優樹のほうを睨んだらなんとか黙まった。

「んで?わざわさそんなことを言いにきた わけじゃないだろ?
 
 何のよう?」



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