目なし女の消えない呪い
「山中先生、貴重な話をありがとうございました」




美月はそう言って、頭を下げた。




「美月、行こうぜ。

オレは何となく、目なし女の正体がわかったよ。

あとは、三十年前の失踪事件を探ってみよう」




美月と拓也は、山中先生にお礼を言うと、理科室をあとにした。
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