目なし女の消えない呪い
〈 さっき、私に電話をかけてきた愛子が、部屋からいなくなる理由って、何なの?

おかしいわ。

もしかして、愛子に何かあったんじゃ…… 〉




美月はそう思って、愛子の部屋のドアを開けた。




愛子の部屋からの明かりが、美月が立っている廊下を明るく照らし始める。




美月は廊下から愛子の部屋の中をのぞいて、愛子の姿を見つけると、ゾッとして、ありったけの声で悲鳴を上げた。
< 21 / 279 >

この作品をシェア

pagetop