目なし女の消えない呪い
「美月は一度、家に帰ってから、目なし女の居場所を突き止めたんだ。

おそらく、美月の両親が何かを知っていたんだと思う。

だからオレは、一度、美月の家に行ってみるよ。

オレは美月の両親に、美月に何を話したのかを聞いてくる」




「拓也、それでもし、美月のいる場所がわかったとして……」




圭介はそう言って、拓也の顔を見つめた。




「美月を探しにいった拓也までもが呪われたら……。

もしかしたら、拓也までが巻き添えを食って、死ぬかもしれないぜ」




拓也は圭介のその言葉に、自分の気持ちをキッパリと告げた。
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